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春の海を見に行く

春の海を見に行く

2023/04/08(SAT)

以前も書きましたが、「春の海を眺めるのは春が一番」というのが自論です。
与謝蕪村も詠んでるように、とにかく春の海はのたりのたりという表現がぴったりな、のんびりとしたイメージです。


スタートは南海本線箱作駅。

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この駅には思い入れがあって、建設会社に就職して初めての現場が「箱作淡輪間立体交差工事」というところで、ここが最寄り駅だった。後にホーム延伸工事にも携わっている。

開業は明治31年と古く、難波側にはSL時代のプラットホームが残っている。

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貨物の引き込み線も残っているが、昭和42年の構内列車衝突事故により貨物扱いは廃止されている。

下荘(箱作)漁港。

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飯場の晩飯によくイワシを釣りに行った。サビキの入れ食い状態で、煮付やら天ぷらやらしばらくイワシばかり食ってたのを覚えている。

ここが初めての現場。ピチピチビーチの入り口になっている。

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40年前の構造物だから竣工当時は黒光りしていたコンクリも褪せている。「12tの桁を吊るのになんで180tクレーンなのか?」とかのウンチクをたれつつ、夏場は陽炎が立つんで夜に測量したなぁなんて思い出に浸ってみる。

向い風に難儀しつつ、

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深日港駅。

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かつては淡路島への玄関口で臨時改札口や旅館があったりして、

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栄ていたことだろう。

ホントはこのあたりで刺身定食のお昼の予定だったが、少し時間が早くて同行の[なかG]さんが「イタリアンが気になる」と言うので、一駅足をのばして多奈川駅。

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大阪府内の末端駅は何となく魅力的。

目指すイタリアンは、この近く。

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「Da Pinocchio」。
オーナーはシチリア出身のイタリア人。

でもピッツァ担当は、怪しいアラブ人だったりする。

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もともとはSLTMを開催する予定だったので、

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こんな昼メシも良かろうと、

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ピッツアをシェアしつつ、

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「Suminoe」ならぬ「Senshu Lunch Time Meeting」。

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隠れ家的なお店でボリューム満点。

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美味しゅうございました。

相変わらず向い風に立ち向かいながら、車輪を進める。
海釣り公園になっているこの構造物は、かつて関空建設の際、埋め立て土砂を運搬したコンベヤ桟橋を利用したものだ。

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深山砲台跡に突入。
瞬間最大勾配12%に耐え切れず…。

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対岸の淡路島との紀淡海峡防備のため、当時、険悪になりつつある日露情勢を踏まえ、バルチック艦隊の襲来に備えて帝国陸軍が建設したものだ。一帯は由良要塞と呼ばれている。

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[す]が「レンガの聖地」と呼ぶ、ラピュタの世界。

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ウンチクが爆裂したのは、言うまでもない。

激坂のご褒美は、この展望なのだ。

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白波が立つほどの強い風で、黄砂も花粉も吹き飛ばされ、明石海峡大橋もくっきり見える。

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自慢の望遠で狙ってみるも、ブレブレ…。

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春の海を眺めつつ、小一時間ほどのたりのたりしてみる。

加太港。

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淡島神社に寄り道して、

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もちろんレンガは欠かさない。

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大阪窯業刻印。

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加太駅をゴールとした。

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お疲れサン。


なぜ「春の海」かというとですネ、これが盛夏ともなればやたらと発育状態の良いオンナノコたちがキワドイ水着で闊歩しオジサンは目にやり場に困ったりするわけで、でも秋になると誰もいなくなって少し寂しくなって、さらに冬になると、なぜか上野発の夜行列車に乗って連絡船で津軽海峡を渡ってしまい、そのあとは音信不通になってしまったりするのですヨ。
「春の海」というより最初の現場を訪ねたりノスタルジックになってしまいましたが、今回リクエストいただいた[なかG]さんにはご満足いただいたようで、

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めでたい、めでたいでありました。



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~ Comment ~

NoTitle

いやはや 『す』さんご案内ありがとうございました。
念願の砲台跡に、連れて行ってくれて、しかも
わんさかとウンチ句も聴かせていただき、
わしゃ満足満足でしたよ。

むかい風にも負けずに走り激坂も押して歩けば、
ご褒美は淡路島を対岸に見る大展望台‼︎‼︎
そこは三島由紀夫の世界 『春の海』でしたよ。
海を見るのも久しぶりで長閑だったな〜

すばらしい1日をありがとう😊😊😊

NKO48さん

お疲れ様でした。
天気予報で風向きが気になり逆コースもありでしたが、帰路を考えるとこの方向で正解でした。
とにもかくにもご満足いただけたのでウレシイです。
恥ずかしながら三島由紀夫は読んだことはありません。
もしかしてNKO48さんは文学青年(老人)~笑??

お疲れ様でした。案内有難う御座いました。
私も念願だった深山砲台跡に行けて満足でした
、人もそんなに居なくてゆっくり見る事が出来ましたね!かつ絶品のイタリアンで、今度は是非刺身定食でリピートしたいですね(^^)!!
有難う御座いました。

kanbiさん

お疲れ様でした。
ここを訪れるのは、新緑の季節が好きですね。
砲台跡を海辺に下ると水雷発射基地跡があって、そっちの方がラピュタっぽいですよ。次回ご案内しましょう。
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