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魂のカスソ

魂のカスソ

油かすです。

IMG_4728 (2)

大阪、それも南河内、ピンポイントでいえば羽曳野市発祥、ちょこっと悲しい歴史を背負うがゆえの河内人ソウルフードです。
いつの頃からかもつ鍋がブームとなり、全国的にホルモン焼きが定着してきているとはいえ、かなりピンポイントな食材なんで、このブログを書くにあたり、FBでその知名度を確かめてみました。さすがに河内方面の友人は知っていましたが、大阪出身で栃木在住の先輩は「象のみみくそ?」、校歌に生駒、金剛が歌われている大学で過ごした小豆島の先輩は「軸の取れたシイタケ」というコメントで、全国的な知名度は低いようです。
大阪南河内、羽曳野市方面のスーパーなんかでも扱っている店は少なく、あっても高価であったりします。
最近できたスーパーで見かけ、安かったので購入。牛にも国籍があるのか「米国産」です。
これで700円ほど。「国産」の半値くらいですね。

過去のブログを引っくり返してみると、油かすの登場は9年前のこと。今回も同じようにハリハリ鍋でいただいたのを少しばかり残しておいて…。

わりと最近、と言っても15年くらい前から「かすうどん」の看板を揚げたうどん屋が見られるようになりました。
この「油かす」をトッピングしたうどんで、寒い日には温まるんですよね。

で、スミCOOK。
ナツカシ母校N高食堂の黄色いソバで「カスソバ」。N高風にいうと「カスソ」ってことになります。
FBで「どうやって食うのか?」というコメントもあったので、一例を紹介しましょう。

カスソの材料は、油かす、中華そば、とろろ昆布、ネギ。つゆはお手軽にヒガシマルのうどんスープです。

IMG_4742.jpg

うどんスープを沸かして油かすを投入。

IMG_4744.jpg

しばらくすると透明感が出てきます。

IMG_4746.jpg

ここからさらに煮込みます。
透明になる部分はコラーゲンでトロトロ、まわりの部分はコリコリの食感。脂を取った残りかすとはいえ適度な脂質もあって、オマケにエエ出汁が出ます。

完成!!

IMG_4747.jpg

熱帯雨林地方で買えたりもしますが、高いなぁ~。
近くのスーパーで買える[す]は幸せ者です。





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~ Comment ~

NoTitle

こんばんは!
ヒガシマルのうどんスープは職場の昼飯によく使っています。顆粒ってところが便利ですよね。
麺はうどんではなく中華麺が合うのでしょうか。
油かすは関東ではあまり馴染みない食文化かも知れません。
私は数年前に関東に進出した串揚げ屋で初めて知りました!

rikoパパさん

コメントありがとうございます。
ヒガシマルは兵庫県たつの市を本拠地とする醤油蔵で、関西ならではのうすくちの「うどんスープ」は1964年発売のロングセラー商品です。
中華麺を使ったのは母校の食堂のオマージュです。串揚げ(串カツ?)も大阪のソウルフードと言われていますよネ。旧なんば花月の向いに、なんだか怪しい串カツ屋があったと記憶しています。
大阪で行列ができる串カツ屋「だるま」の看板になっている社長は、母校の同窓生だったりします。
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