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友逝く

友逝く

年末の喪中はがきが届き始める。

旧い自転車仲間の訃報があった。
彼との出会いは、彼が仲間4人と立ち上げた「OSAKA FAMILY CYCLING CLUB(OFCC)」。
20歳の頃にサイスポで見かけて、年齢と住まいが近いこともあって入会を申し込んだ。
当時のOFCCは月イチのクラブランと会報発行は欠かさず、弱小ながらもがんばっていたクラブだった。
会報はすべて彼が担当し、いつも丁寧な手書きで送られてきたものだ。

夏休みには「合宿」と称し、2泊3日くらいのサイクリングもあった。
その時の思い出は、今も語り継がれる北山の「未だ流れず事件」と乗鞍の「京都駅乗り遅れ事件」。
ともに[す]に関わる事件。
そんなこんなでナニカをやらかす[す]が除籍されることもなく、楽しく過ごせたのも彼のおかげであるのは他でもない。

その後、OFCCは自然消滅状態だが、当時の仲間たちとの年賀状のやり取りは続けている。
そんな中での彼の訃報。

きっかけは何だったのか忘れたが、「いっぺん、ウチの例会にも来てや」ってお誘いしたら、昨年9月の「千早赤坂棚田のRUN」に来てくれた。
続いて今年1月の「吉例! 大阪市内七福神巡りポタ」にも来てくれた時、「実はなァ…」と食道がんであることを知らされた。
「抗がん剤でこんなんや」とすっかり髪が抜けてしまった頭をなでながら、「2月に手術するねん」と言いながらも持ち前の明るい笑顔だった。
「ホンマにがんなん?」
「せや、明るいがん患者を目指してんねん」
その時は、「で、いつ死ぬの? 葬式には呼んでや」って冗談も言えるほどだった。
また、あの人懐っこい笑顔を見せてくれるものだと信じていた。
「ほら見てみぃ、ピンピン通り越してビンビンやで!」って。

彼は[す]の3つ年上だけど、同世代の友人が亡くなるのは悲しいっていうより悔しい。
OFCCを盛り立てたのは彼に間違いないし、そのおかげで自転車仲間も増えた。
先日のツイードランでもその頃の仲間と再会し、彼のことを話したばかりだ。
同時期に入会した仲間内では、「ハセガワさんに騙された」というのが合言葉だった。
訃報は、「オイオイ、まだまだ騙すんかい」ってほど信じられなかった。

この時世なので葬儀は家族葬で行われたそうだ。
彼の人柄で仕事関係やら友人関係を呼び寄せると、そんじょそこらの会館では間に合わないくらい集まるだろう。
冥福を祈るなんて、彼には似合わないような気がする。

それほどに最期まで明るい人だったから。

img023.jpg

お悔やみの代わりに…。
我らをつないでくれた、彼に感謝します。



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