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す的なサイクリング

す的なサイクリング

2017/04/30(SUN)

「<す>的なサイクリング」とは「<スミだんな>的なサイクリング」ということで、決して「素敵なサイクリング」ではないのですね。
で、どこが「<す>的」なのかというと、1つか2つのテーマを決めてルートを編みます。その過程で「どこか良い寄り道ポイントはないか」と探っていきます。時として寄り道が多すぎて、何がテーマだったのかわからないほどのテンコ盛りサイクリングになることもしばしば。というあたりが「<す>的」なんですが…。


前々日に<にも>さんのブログに「行くで」と暗に召集めいたコメントを寄せたら、「あいてますよ」とメールがあった。当初はソロでと思っていたので急きょ前日にネタ集め。

ひらパー近くのパーキングにクルマをデポしてスタート。
先ずは先週の遊郭めぐりに続いて桜新町を探る。
かつて大門があったあたり。



枚方宿は淀川の舟運も含め京街道の宿場町として栄えた。



こちらはTSUTAYA創業者の生家。社名のTSUTAYAは祖父が置屋をやっていて、その屋号「蔦屋」からきているらしい。またその「蔦屋」は江戸吉原遊郭にあった浮世絵の版元「蔦屋」(歌麿、写楽、広重を輩出)からきているって、何か因縁めいたものを感じる。



枚方宿から、



気持ちの良い淀川左岸を快走し、



橋本宿。



淀川・柳谷渡しの道標。
ウ○コ座りは男のロマン。



宿場町では人を呼び込むために遊郭が置かれた。
廓の内と外を隔てる「結界」となる大門はこのあたりにあったそうな。



おそらくここで身を清めてから(?)遊びに行ったんやろね。



橋本遊郭は、



映画「鬼龍院花子の生涯」のロケ地とされているが、



実際に夏目雅子がこの地で「なめたらいかんぜよ」と啖呵を切ったワケでなく、



物語では、鬼政の養女となった松恵が鬼政の妾の子、花子を捜しにやってきたのが橋本遊郭だったとか。



橋本駅近くには、かつての歌舞練場。



遊郭廃止後は天寿荘というアパートに転業したらしく、塗り重ねを繰り返したブリキ看板には、かすかに「天」の文字が読める。



駅前には、これまたレトロな食堂。
こんなお店はオムライスかハヤシライスがウマいに違いない。一度、食してみたいものだ。
スタイニーとはアサヒビールが商標登録したビールの小瓶。
 


なぜかひっくり返されていた防火水槽。
レトロなタイル張りが当時をしのばせる。



遊郭の飾り窓によく見られるステンドグラス。「飾り窓」はヨーロッパ諸国で「売春宿」を意味する。



「あっ、旧道への道まちがった。」
これが神がかり的な遭遇をもたらす。

八幡市駅の踏切で…。
「おッ、ランドナーやん。珍しいね。んんッ? 見たことある自転車や。あれまッ! <kanbi>さんやん!!」



「<にも>さん、久しぶり。」
「奇遇やね~。」
「実は仕込んでたんとちゃうん?」

<kanbi>さんはこれといった予定のないとき、この辺を流しているようで、流れ橋に寄ってから帰るつもりだったそうだ。
「で、さっそくで悪いんですが、一口辺りに<にも>さんを案内したいんですけど。」
ということで、なかば強引(?)に<kanbi>さんにリーディングを替わってもらって、安居橋、



東高野街道から、



新緑が清々しい善法律寺。秋には紅葉の穴場だそうだ。



飛行神社を経由して、



上津屋・流れ橋。



度重なる流出で、5本の内3本の脚柱が鋼管柱、桁受けがRC製に改修された。
そりゃ、4年連続で流されたらたまったもんじゃない。



前日のネタ集めで「高槻の段蔵にも寄りたいなぁ~」なんて検索していると、ここに行き当たった。ルートを確定できなかったので、<kanbi>さんとの遭遇は正に天の助けである。

「おおっ、匂ってきたぞォ~!!」



「一口」と書いて「いもあらい」と読む。
「『村の出入口が一つしかなくて、その小さな橋の上で人が混雑して芋を洗うようだった』ってことでついた地名らしいよ。難読地名やね。」(<にも>さん談)



淀川水系はかねてより水害が多く、住民は自衛手段として敷地を盛土し、その上にさらに高くした蔵を築造するという対策を講じた。



一般に「水塚」と呼ばれていて、このあたりでは「水屋」と呼ばれている。



かつてこのあたりには「巨椋池」という大きな池(というより湖)があり、豊臣時代から改修工事が行われ、昭和に入ってからの干拓事業によって農地となる。それまでは漁業を専業とする集落で、こちらは当時の漁業権を取り仕切った山田家。



<kanbi>さん、ありがとう。



淀城址でお弁当を食べた後、
「この辺に道路元標があるらしいんやけど、ひろっていく?」
「もちろん、あるのは知ってたけど未収集やし。」
納所村道路元標。



調子八角から西国街道を大阪方面へ。

「確かこの辺やったんやけどね…。」
「ははははは~ッ、ねじりまんぽォォォォ~ッ!」
<にも>さんの笑いが止まらない。
円妙寺橋梁。



「ここは知らんかったぁ~!」

<にも>さんは<す>のことを<ス師匠>と呼ぶ。でも、行動力やウンチクは<す>よりも数段上。だから<にも>さんが「知らない」とか「初めて」というところだと、小さくガッツポーズするくらいうれしい。

「新橋~横浜間に鉄道が開通してそのあとは大阪~神戸間、大阪~京都間。だからこのあたりには当時の構造物が多いのだよ。」
「『まんぽ』とは人道のことでマンホールからきてるという説と、間歩(まぶ=坑道)からきているという説があるのだよ。」

熱く語る我々に、やや引き気味の<kanbi>さんだったが…。

「サントリーには寄らないの?」
「今日のコンセプトと違います…。」
「まぁネ。」

向い風のなか、少々の紆余曲折の後…、
「どや、ネジネジ~!」
奥田之畑橋梁。



「この角度で撮るとねじれ具合がよくわかる。」
そろそろ我々に感化されてきた<kanbi>さん…。

高槻駅から芥川を下り、唐崎の段蔵へ。
一口と同じく水害対策として建造された。一口と異なるのは石積みが段状に組まれており、そこから「段蔵」と呼ばれている。



仕上げは<kanbi>さんの案内で茨城街道に残る古い道標。
移設されたときに方向が180度変わってしまったので、方向を示す部分が削り取られている。



お疲れサ~ン。


味付けが似ている仲間とのサイクリングって楽しいです。ウンチクの応酬だったりヤラセ写真の撮り合いだったり。
そのあとでお互いにブログアップするワケなんですが、同じような味付けでもスパイスの加減が少し違ってたりして読んでいても面白い。
<にも>さんのブログ↓

今回もこんな感じで、遊郭跡、道路元標、水塚建築、ねじりまんぽと「ごはん味噌汁おかわり自由」の定食屋的なテンコ盛りサイクリングになりましたが、
「これこそがサイクリング。1日で琵琶湖一周するなんてもってのほか!」
とお互いに言っている<にも>さんと<す>なんで、消化不良はなかったようです。
神がかり的な<kanbi>さんとの遭遇も、お互い同じような匂いを放っているので、それに導かれたのでしょうネ(笑) 一口へのルート案内は助かりました。

ちなみにソロだった場合のテーマは、橋本遊郭跡とねじりまんぽ、そのほか周辺のあれやこれやでした…。














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~ Comment ~

No title

楽しそうなサイクリングですね。
まさに、サイクリストしかできない
旅ですね。

No title

> サイクリングさん

サイクリングって小さな旅ですね。

「サイクリング」と「ライド」は違うと思うんです。
サイクリングする人ってcyclistっていいますよね。何らかの主義(~ism)に基づいて行動する人が~istだと思います。

な~んてことを若い頃に考えていましたが、今は楽しければいいんです~♪

No title

こんばんは、お疲れ様でした。
踏切ではち合わせ、日本てホントに狭いですね~?!
悪い事出来ませんね(^_^)!

いつものお散歩コースが超裏輪音?に早替わり、楽しい1日でした。
ありがとうございました。
当方のブログは只今編集中です。
明日のラフランスも宜しくです。

No title

> kanbiさん

う~ん、この偶然は超ウルトラ級の裏輪音の様相でしたね~(^^)
仕込んだわけではないんですが、おかげさまで良いサイクリングになりました。

紅葉の時期に善法律寺を含めて輪音RUNにアップしたいので、よろしくお願いします~♪

No title

<す>的なサイクリングの大ファンです。本当にこれが自転車の楽しみ方ですね。別府行きで残念ながらご一緒出来なくなりました。今後もブログ楽しみにしています。

No title

ア~こわ!
人間悪い事はできませんねエ。
私も堺で遭遇させて頂いたのを覚えておられますか?

早く復帰して参加したいですわ。(泣)

No title

> kanaokahondaさん

ありがとうございます。
hondaさんは人生のお手本のような方なんで、別府へ行かれてもお達者でお過ごしください。
ブログやFBの記事、楽しみです。

No title

> KIHARUさん

覚えておりますよ~♪
確か、ノートンのランドナーでご出勤の途中でしたね。

早期復帰、お待ちしております。

No title

類は友を呼ぶ?皆さん流石です。
  • #2058 京都の自転車愛好家 
  • URL 
  • 2017.05/05 22:11 
  • このコメントを編集する  ▲EntryTop 

No title

> 京都の自転車愛好家さん

「同じ穴のムジナ」とも申します~♪

No title

楽しいサイクリングでした。
Kanbiさんには無理やり付き合って頂いたのでは?と申し訳なく思っていたのですが、Kanbiさんの演出だったのでしょうか?
やっぱり〈走れるサイクリスト〉が集まると大好物なネタばかりでお腹一杯になりますね。
お誘い頂いてありがとうございました。

No title

> にもさん

<kanbi>さんには前日にメールを入れておいたのですが返信がなかったもので、てっきり了解されているものとばかり思ってました。踏切での遭遇はホンマに偶然だったそうです。

またネタ探ししておきます。
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