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ナニワ銀輪堂・秋のポタリング

ナニワ銀輪堂・秋のポタリング

2016/11/05(SAT)

昨年の廃線ポタリングに続き、今年もナニワ銀輪堂さんの秋ポタをお手伝いすることになりました。
題して「厳選! 大阪レトロ建築めぐり散走」。お得意のレトロ建築を、これまたお得意のウンチクでご案内します。


人さまの企画のガイドなんで遅刻厳禁。少し早目に家を出る。
早朝の風は少し冷たいが、エエお天気になりそう。



集合場所近くの公園でスタート前のブリーフィング。
「…っちゅうことで細かなウンチクを披露していくと2泊3日くらいの行程になるんで適当に切り上げますが、質問にはお答えできません~(笑)」



川口教会を皮切りにレトロ建築をご案内していく。
運良く「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」というイベントが開催されており、普段は入れない建物の中を見学することができた。

青山ビル(1921年築)。
今ではテナントが入るビルだが、当時は個人宅で家族が使用人らとともに生活していた。
1階が厨房で、そこで作られた食事を運ぶためのリフト。



主階段の手すりはねじり細工で作られている。



ガラス窓や照明は大正時代のオリジナルのままで、



ステンドグラスはイタリア製。



「私は2度目ですが、滅多に中には入れないんですよ。今日は大当たりです!」

幸運に恵まれ<す>のウンチクにも拍車がかかる。



綿業会館(1931年築)。
エントランスの豪華なシャンデリア。



意外と気が付かなくて面白いのが北面の鉄製の非常階段。普段は使われてないので、昇降式になっている。動力のようなものは見当たらず、手回しのハンドルで操作していたのだろうか。
映画なんかで見るニューヨーク下町路地裏のような雰囲気で、賊に追われたブルースウィルスがカンカンカンカンと駆け下りてシュパッと飛び降りてきそう。



「ここを見てもらったら、もう帰っていただいても良いです。土曜日に設定したのは日曜日は閉まっていて入れないからなんです。」
船場ビル(1925年築)。



こちらの吹き抜けはパリ下町のアパートの雰囲気で、ジャンレノがワケアリの愛人と暮らしていそう。





近くにスタッフと思しき方がおられたので、お話を伺ってみた。
「毎年やってるんですか?」
「毎年やってますよ。新井ビルは行かれましたか?」
「あそこは自転車が置きにくいので行ってません。」
「是非、行ってみてくださいね。」
毎年やっているなら来年訪ねてみよう。



芝川ビル(1927年築)。
竹鶴政孝や広岡浅子と縁が深いことから「朝ドラの聖地」と勝手に呼んでいるこのビルは、関東大震災(1923年)の惨状を見た芝川又四郎が「とにかく丈夫で火災に強い建物を」と設計者(渋谷五郎)に注文したそうだ。
防火シャッター操作盤。



マヤ・インカ風のデザイン(本間乙彦)は外観だけにとどまらず、階段の手すりまで…。



屋上ペントハウス。



う~ん、適当な映画が思い浮かばない…。






とりあえずローマ下町(なんでか下町ばっかり…)のオフィスの屋上で、オードリーヘプバーンが午後の紅茶を飲みながら仕事をサボっている映像なんかを想像してみる。



…ってことで、お客様より盛り上がってしまったガイドであった…。



お疲れさ~ん!!


いやはやホンマに、なんと申しましょうかラッキーな日でありました。
芝川ビルのペントハウスは是非とも行ってみたかったところでした。
この時にお向かいの銀行のシャッターが閉まっているのを良いことにそこの駐輪しましたが、見学の最中に「自転車移動!!」の命令が下りました。あわてて下りててみると警備員さんが3名…。さぞや厳しい顔をしておられるかと思いましたが、
「アンタたちが銀行強盗するような極悪人でないのはよくわかってるけんネ~。しゃーけどウチらも仕事やけん。いちおー警備上の都合っちゅうのもあるけん、自転車どけてちょー。」
という感じで、ニコヤカに対応して下さいました。

~ご案内したレトロ建築~
川口教会(1920年)
川口アパート(1928年頃)
菅澤眼科クリニック(1928年)
大阪教会(1922年)
山内ビル(1930年)
三井住友大阪本店(1926年)
大阪倶楽部(1924年)
今橋消防署(1925年)
愛珠幼稚園(1880年)
大阪教育生命(1912年)
浪花教会(1930年)
伏見ビル(1923年)
青山ビル(1921年)
コニシ(1903年)
生駒ビル(1930年)
本町橋(1913年)
明治屋ビル(1924年)
綿業会館(1931年)
船場ビル(1925年)
芝川ビル(1927年)
大阪瓦斯ビル(1933年)
北野住宅(1928年)
長瀬産業(1928年)

~オマケ~
新町遊郭跡、砂場跡

~忘れちゃならない~
ナニワ銀輪堂(2012創業)


(<kanbi>さん提供)







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~ Comment ~

No title

日曜日の午後、カサノバでも聞きながらブログ更新するスミ師匠。

寒い会社内で読む私。

せっかくの休日ですが、風が強くてサイクリングには向かない日でしたけど。

No title

> にもさん

お仕事お疲れ様です。

カサノバなんてオイラには似合いません~(笑)
昼間っからマガイモンのビールを飲みつつ、「そこまで言って委員会NP」を見ながら「辛坊治郎さんと日米関係について語り合いながら、いっぺん飲んでみたいなぁ~」と思ってみたりする日曜の昼下がりです。

気分は「大阪下町の路地裏(舞台は通天閣南側、飛田新地まで南ナナメ下3歩くらいのところ)の屋台で飲んだくれている花紀京師匠」。

No title

すばらしい!
写真もとてもいいので、見た気になりました。
この次の機会にはぜひ本物に会えますように。

No title

こんばんは
一昨日は有難うございました。
いつもより、ガイドの価値が有るポタリングとなりましたね。正直、スミだんなさんのウンチクが無ければあそこまでノスタルジックにはなれませんでした。
参加者にも好評で感謝しております。

No title

> hin*noy*m*さん

レトロ建築は外観もさることながら内部も見ものですね。
旧京都市役所なんかも良いですよ。桜の時期に一般公開されているので行ってみてください。

No title

> ナニワ銀輪堂さん

お疲れ様でした。
ナイスなタイミングでイベントがあって、内部も見ることができて良かったですね。

次からはガイド料をいただこうかト…(笑)
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