fc2ブログ
 

す的なボラボラポタ

す的なボラボラポタ

2015/05/03(SUN)

「す的なボラボラポタ」と題する時は、どうも寄り道が多くてどんなタイトルにすればよいかと悩む時で、今日も今日とて雑多な寄り道満載のポタリングと相成りました。


久し振りの神戸方面。全自走は往復ルートになり面白くないし、先日の「よもやま話」に書いたように心身穏やかならぬ状態なんで往路は輪行。思えば、阪神電車で輪行するのは初めて。女性運転士さんだった。
ちなみに乗っているのは、近鉄の車両。



大石駅で下車して走り出す。
先ずは、沢の鶴資料館へ。



昔の酒蔵が復元されていて、酒造りの工程を見ることができる。




レンガに目が行くのは仕方のないことだが…。
面白いのは道具に動物の名前が付けられているところ。
「狐」




「蛙」




「猿」、「猫」




「つばめ」




「鳩」




「雀」



「とんぼ」



「うし」



さてさて、今回のポタのきっかけとなったのは、この本の原画展がここで開催されていたことによる。



絵を担当しているのは、たびたびこのブログにも登場していただいている<T>画伯。文を担当している方は神戸新聞社の論説委員をされている方で、アスベスト問題を取り上げて今年の「科学ジャーナリスト賞」を受賞された方(お会いしたことはないが…)。





主に兵庫県内の見学可能な工場が紹介されていて、もちろん「沢の鶴」も。



ともすれば轟音と怒声が飛び交い、あるいはピリピリとした緊張感で満たされる「ものづくり」の現場が、やわらかで優しいタッチの水彩画で描かれている。
ミュージアムショップで開催されていて、
「ご試飲されますか?」
と勧められたが、
「いえ、自転車なので~」
と丁重にお断り(本当ッ!!)。
この一言が後々、苦悩と悶絶を呼ぶ…。

海が近いので…。



西郷隆盛とは縁もゆかりもない…。



道沿いには酒造メーカーが多く、



マンションの駐輪場までも酒蔵風。



ってコトで酒蔵巡り。



神戸酒心館。



焼板塀がエエ感じ。



レンガ教の教祖としては、こんなのを目ざとく見つけたりする…(大阪窯業刻印)。



祭囃子が聞こえる。
御影から住吉にかけては春季例祭とのこと。



菊正宗の本社事務所は大正15年築。






白鶴酒造記念館。



守衛さんから手渡されたのは…。



6月からは「自転車運転者講習制度」が始まるそうで…。



おっ、耐火煉瓦!!





加えて説明するとSK〇〇というのは耐火度を示し、SK32は1350℃。
こんな感じで使われていたそうな。



「苦悩と悶絶」第二章。



酒好きの親父はこんなことを言っていた。
「ビールは喉で、ウイスキーは舌で、清酒は唇で呑む」

♪やぁっぱりぃ~ オレわぁぁ~ きくまさぁむぅぅねぇ~♪
<す>の家呑みは「菊正宗ピン」。ってコトで、菊正宗酒造記念館。





阪神淡路大震災で多くの酒蔵は倒壊し、後に再建復興された。



「灘の酒造用具」が国指定重要有形民俗文化財として保存されている。



「苦悩と悶絶」第三章。



いずれの酒蔵も入場無料で利酒ができる。新酒の頃に歩きで再訪してみたい。

苦悩と悶絶にのた打ち回りつつ住吉川を遡上。



ここからは、思いもよらぬブンガクテキポタとなる。
倚松庵(旧谷崎潤一郎邸)。昭和4年築。
「細雪」は、ここで執筆された。庵号は夫人の「松子」にちなみ、「倚」とは「寄りかかる」という意味であるらしい。







扉に施された小さいステンドグラス。



下調べの検索ではヒットしなかったので、意外な遭遇にちょっと感激。

JRを大阪方面へ。
まわりの石積みと違う雰囲気になっているのは、この下をJR線が通っているため。明治7年に東海道線の大阪~神戸間が開通したが、当初は集落のある海岸地区で計画されたものの、「汽車の煙で酒が腐る」と酒造家の反対で山麓部に変更。天井川となっている住吉川の下をくぐることになった。



早速、レンガのお出迎え。損傷が激しい。



甲南山手駅近くの希望軒で昼食。



久し振りにガッツリと。



芦屋を目指し、レトロ建築めぐり。
ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)。帝国ホテルを設計したF・L・Wrightによるもので、大正13年築。



滴翠美術館(旧山口邸、昭和7年築)。



重信医院(詳細不明)。



芦屋仏教会館(昭和2年築)。



芦屋警察署(昭和2年築)。



玄関アーチのキーストーンには、市民を見守るフクロウ。



芦屋らしいオシャレな風景。ブロンプトンに愛犬を乗せて散走する人。



村上春樹が通っていたという、芦屋市立図書館打田分室(旧逸見銀行、大正期築)。



京極医院(詳細不明)。



東海道線を大阪方面に向かって、レンガ探索。
小さな大谷道(東皿池拱梁)。<す>の身長は168.5cm。誰や~?「短足~」なんて言うてるんはッ!!



劣化が激しくレンガ模様のシートで保護されているが、立派なねじりまんぽ。一説によると日本最古のものらしい。



西宮えびす神社近くの平松拱梁は、谷崎潤一郎の「細雪」に登場する。
水路の上に板を敷いて通れるようにしてある。



ここはねじれていない。



甲子園口駅西側。さらに小さくなって、元は水路だったとはいえ、もはや人道とは言い難い。



気を付けないと、線路下からいきなり人が飛び出してくる。



ってコトで、今にも泣きだしそうな空模様だったので、そそくさと家路に向かう。


3週間ぶりの自転車でちょっと疲れましたが、酒蔵、レトロ建築、レンガとお腹一杯のポタリングでした。


スポンサーサイト



Guide
  •  …この記事と同じカテゴリの前後記事へのページナビ
  •  …この記事の前後に投稿された記事へのページナビ
 

~ Comment ~

No title

神戸・西宮方面は洗練された感じがします。
南大阪とはちょっとちゃいますね。(笑)

No title

> KIHARUさん
自転車道で出会う人々も場所によって異なりますね。
武庫川はハイソな感じで、桂川はなんとなくまったりとしてますね。
石川は、さすが河内という感じですね。

No title

すばらしい場所・写真、さすがです。

No title

> kan*ok*hond*さん

ありがとうございます。
相変わらずの欲張りポタでした。

No title

スミだんなさん
こんにちは、盛りだくさんな内容で楽しめました。

利酒が出来ないのは非常に辛いですね~‼️
お気持ちお察しします‼︎

スミだんなさんが自撮りしてる場面を想像して笑ってしまいました⁉︎

No title

> kanbiさん

お察しの通り自撮りしている姿は、かなりマヌケでした~(^^)

No title

すばらしいコース!
ほんと、す的!
写真もいっぱいで、私も酒なしサイクリングした気分になりました。
新酒の頃に歩きで巡るのに、今から予約しておきます。
ヨドコウ迎賓館も行ってきはったんやー。芦屋いいなあー。
犬も可愛い~

No title

> hin*noy*m*さん

あはは~、予約お願いしときます~(^^)

ヨドコウ迎賓館は、有料だったので中には入りませんでした。
向側にも立派な洋館があって坂を上って行ったのですが敷地が広くて近寄れませんでした。
芦屋は高級住宅街だけあって、立派なお宅が多いですね~。
でも、自転車で見て回るには坂を上ったり下ったり…。ポタリングには向きませんね。

No title

さすがですねぇ!もうすでにでしたねぇ!また機会があったらお願いします。
  ※コメントの編集用
  シークレットコメントにする (管理者のみ表示)

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

MENU anime_down3.gif

同じカテゴリの記事が一覧表示されます
同じタグの記事が一覧表示されます
更新月別の記事が一覧表示されます
キーワードで記事を検索