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サイクリングの寄り道

サイクリングの寄り道

サイクリングの途中で御所まちに立ち寄りました。
そこで出会った方から面白いお話をお伺いできたので、別掲させていただきます。
 
 
家並みの写真を撮っていると、一人のオジサンがにこやかに…、
「どこから来られたんですか?」
「大阪からです」
「走って?」
「いえいえ、御所まで電車です」
「ガイドマップは持っていますか?」
「ハイ」
「こっちの家は見ましたか?」
「いえ、まだです。走り始めたばかりなんで…」
「じゃ、ご案内しましょう」
と、連れて行っていただいたのが、登録有形文化財の旧家です。
スタスタと家の中に入って行かれるので「?」と思って、
「こちらの方ですか?」
「はい、そうです」
 
玄関に招き入れられて、いろいろとお話を伺うことができました。
 

 
「もしかして、庄屋さんやったんですか?」
「そうです」
 
高札。
「放火や一揆を起こしそうなヤツがいれば通報せよ」というようなことが書かれています。
写真ではわかりにくいのですが、墨書きされた文字の部分以外は朽ちてしまって、文字がレリーフのようになって残っています。
 

 
寛政四年築であることを表す棟札。
七兵衛さんが43歳の時に建てられました。建築を請け負った大工は伊助さん。
 

 
江戸時代の天秤ばかり。
手前のものは、ラジオでしょうか。
 

 
「めざましくん」ではありません。
江戸時代、税金は銀で納めていたらしく、これは当時の丁銀と豆銀。
これらの重さをこの天秤ばかりで量っていたそうです。
 

 
「純銀ですか?」
「いえ、この頃は幕府も財政難で、だんだんと銀の比率が減ってきました。これは銀30%くらいでしょう」
銀の含有率をごまかす幕府でも天秤皿には「不正がない様に」と、決められた物しか使えませんでした。
 

 
分銅。この形は現在の地図記号で銀行を示しますね。
 

 
次々と「お宝」が出てきます。
「これは何かわかりますか?」
 

 
裏返すと…、
 

 
大と小~?
「もしかして大の月と小の月のことですか?」
「正解!!」
太陰暦では日にちのズレで今と違って大の月と小の月がまちまちでした。ズレを修正するために閏月というのもありますね。
それを示す暦。下は文政八年、上は文政五年のもので(いずれも原本)閏一月があります。
暦には各年ばかりでなく、各月、各日の十干十二支が書かれていて、それによって吉凶を占ったそうです。
 

 
これは瓦製造に用いる木型。手作りの瓦は山の部分が尖っているそうで、丸くなっているのは近年のプレス成型だそうです。
 

 
「こんなのはご存知ですか?」
 

 
瓦の刻印です。初めて見ました。
上のは「谷庄」。
いっぱいあります。
 
「柏半」
近くの柏原というところで良質の粘土が採れたことから、瓦製造がおこなわれていたそうです。
 

 
「泉安」
 

 
「栢虎」
 

 
「谷久」
ちなみに中学2年の時の担任は「谷久(たにひさし)」先生でした(ウソのようなホントの話!)。
これは「タニキュウ」と読みます。
 

 
刻印煉瓦ばかりでなく、刻印瓦まで手を出すとエライことになってしまいそうです。
 
いろいろと興味深いお話を伺うことができました。ありがとうございます。重ねて、ブログ掲載をご了承いただいたことにも感謝いたします。
 

 
 
最後にブログ名をお伝えしてお別れしましたが、もし、ご覧になっておられれば、ご感想などをいただけると幸いです。
こんな出会いが大好きで、だからサイクリングはやめられません。
 
「御所まち」に関する情報はこちらからどうぞ↓
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